ツルスイ2024年

STG’s〜持続可能な鶴見川を目指して〜

STGsは、SDGsのDを鶴見川のTに変えた造語。Sustainable Tsurumi river Goals=「持続可能な鶴見川の目標」となります。私たち横浜市立鶴見小学校5年3組から「持続可能な鶴見川を目指して」というテーマで総合的な学習の時間に鶴見川について学んできました。きっかけは「先輩たちの思いを受け継ぎたい」と思ったことです。

 

活動報告(2024年)

Q 鶴見川ってどんな川?

A TRネットの小林さんに教えてもらうと、私たちでも知らなかったことがわかりました!

鶴見川は昔、泳げるほどきれいな川だったんです!しかし、1970年代に私たちの生活が原因で生き物たちがいなくなってしまったこともありました。それが原因で「汚い川」と思われてしまっているのかもしれません。ですが、今は下水処理が100%で、きれいな川にしか住まないアユも戻ってきました。

自分たちも「汚い川」と思っていた私たちは、鶴見川は「きれいな川」だとわかり、街の人たちにも「鶴見川が汚いという考えを変えてほしい」と思いました。そこから私たちの活動が始まったんです。

 

Q 実際に行ってみたの?

A もちろんです!実際に行ってみると、水がとても澄んでいてきれいだということを身をもって体感できました!

Q どうやって伝えたの?

A 今年はミュージカルで発信しました。元劇団四季でザ・ライフ・カムパニイの脚本・演出家の蕪木先生と一緒にミュージカルを作っていきました。その時に教えてくれた「良い作品を作るのは人間性」という言葉を胸に刻みながら、生き物やゴミになりきったり、川で聞こえる音を探したりしていきました。マイクロプラスチックができる仕組みも学んだ私たちは、鶴見川への関心がどんどん高まっていきました。

 

Q 持続可能っていうけれど、具体的にどんなことをしたの?

A 鶴見川干潟までゴミ拾いをしながら移動し、干潟で生態調査が体験できるツルスイツアーを開催したり、横浜市庁舎行われたヨコラボで市長にツルスイの取り組みを伝えると同時にゴミ処理についての提言もしました。ツルスイツアーは大好評!リピーターも続出しました!ヨコラボはツルスイの活動の支援を約束してもらい、活動に多くの協力をいただきました。

Q お店などとの協力や宣伝はしたの?

A はい!もちろんです!活動を進めていく中で「ツルスイのオリジナルのパンを販売してもっと多くの人に活動を知ってほしい」という意見が出ました。そこで京急市場駅にあるALICEのパン工房 3−OVENさんとコラボしてツルスイパンを販売しました。宣伝はココラボの江守さんからポスターの作り方を学びました。学んだことを参考にして、ツルスイミュージカルやツルスイパンの宣伝ポスターを作りました。そうして作ったポスターや展示物を京急生麦駅に掲示してもらうこともできました。京急さんは、さらに応援してくださり、みなとみらいにある京急ミュージアムでツルスイミュージカルの公演までさせてくれました。本当にありがとうございます。

 

Q最後に一言!

A鶴見川からごみをなくすという課題は私たちだけでは解決できません。活動に協力してくれる人を増やし、継続していくことが大切です。2025年も活動は続きます。私たちはこれからも皆さんと共に、未来の鶴見川を創造していきたいと思っています。それでは皆さん、ミュージカルをご鑑賞ください。

▽ツルスイミュージカル「僕たちの愛」

 

環境は変えられる

私は その言葉を信じない

どうせ未来は変えられない

努力なんて意味がない

ゴミは拾ってもどうせ増える

それでも誰かが言うだろう

今までにない思考と行動で解決しよう

でも そんな考えはバカげている

何度も繰り返すゴミ拾いは 諦めた方が楽だ

このまちは心ない人が捨てたゴミにあふれている

この地球はまさに絶対絶命

 

これは、ツルスイの先輩たちが制作した、2022年配信の動画原稿の一部抜粋です。上から読むと、私たちの正直な気持ちが、下から上に向かって読んでいくと私たちの決意に変わります。さあ、一緒にSTG’sラボで、自分にできることから始めていきませんか。

 

横浜市立鶴見小学校

令和6年度5年3組


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