第14回鶴見大学杯学童野球大会が9月27日、同大学硬式野球部の獅子ヶ谷グラウンドで幕を開けた。当日は開会式が行われ、鶴見区学童野球連盟に所属する全19チームが集結。池谷戸タートルズ対潮田イーグルスの開幕戦で戦いの火ぶたが切られ、11月30日の決勝戦まで熱戦が繰り広げられる。

5年生以下の新チーム最初の公式戦

 鶴見大学杯学童野球大会は、同大硬式野球部が同連盟向けに実施した野球教室をきっかけに、2012年から始まった大会。

 5年生以下の学童による新チーム結成後初の公式戦として位置づけられており、来春の横浜市大会など上部大会へとつながる大会となっている。

前年度優勝の元宮ファイターズが優勝旗を返還

 開会式は、朝方まで雨だったものの、鶴大硬式野球部の部員らによる整備もあり、グラウンドで実施。19チームがプラカードを掲げ入場セレモニーを行い、関係者らによるあいさつなどがあった。

 同部の部長を務める鶴見大学歯学部の山越康雄教授は、自身も鶴見区で野球少年だったと振り返りつつ、「地域の大学として、地元の子どもたちを応援したい。今後もしっかり継続していくべき大会」とコメント。子どもたちに「この大会が大きな経験となるとともに、思い出になることを願う。日ごろの練習の成果を発揮してください」とエールを送った。

あいさつした山越教授

 また、鶴見区学童野球連盟の脇田誠理事長は、体調不良で欠席となった大会副会長で同連盟の加古邦夫会長からのあいさつを代読。鶴見大学の力添えで14回目を数えることへの感謝や、一人ひとりの力を借り、20年、50年と続く権威ある大会にしてほしいといったメッセージを伝えたうえ、「どのチームも1回戦をしっかり勝ち抜いて、優勝を目指して」と全チームの活躍に期待を込めた。

「感謝」胸に全力プレー誓う

 選手宣誓を行った寺尾ファミリー少年野球部の主将・片岡朔馬さんは「大好きな野球ができる喜びと、これまで支えてくださったたくさんの方々への感謝の気持ちを胸に、大切な仲間と最後の一球まで全力でプレーする」と力強く誓った。

高らかに宣誓した片岡主将

 大会はトーナメント制で行われ、11月30日に決勝戦を予定している。開幕戦は、池谷戸タートルズが10対8で接戦を制し、2回戦へ駒を進めた。

山越教授による始球式もあった

鶴見大学獅子ヶ谷グラウンドで行われた開幕戦


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