寄贈した鶴見火災予防協会の神村会長(写真左)と受け取った鶴見図書館・松本智館長(同中央、同右は贈呈式に立ち会った川村滋鶴見消防署長)

 鶴見火災予防協会(神村雅彦会長)が11月14日、鶴見図書館へ防災などに関連する図書16冊を寄贈した。

 鶴見火災予防協会は、鶴見区内の事業所などが加盟し、防火・防災の啓発を行う団体。同協会による図書館への寄贈は今年で3年連続3回目で、防災意識の維持・向上などを目的に、本という形で広く区民に啓発しようと企画している。

11月9日から15日まで行われた秋の火災予防運動に合わせ、1日から展示されていた寄贈本

人気の絵本や実用書など

 寄贈は秋の火災予防週間に合わせ行われ、14日、鶴見図書館で贈呈式があった。寄贈された本は、子ども向けには絵本、大人向けには実用書など、同図書館の司書からリクエストを募って用意された。

 鶴見図書館によると、消防関連の絵本は子どもから人気が高く、返却されるとすぐに貸し出されるほどだという。

 「人気なものは劣化も早い。本当にありがたい」と鶴見図書館の松本智館長。

 「今年は関東大震災から100年。鶴見区は水害もある。頂いた本を活用し、防災意識を高められるよう啓発していきたい」と話した。

 取組3年目で延べ47冊を寄贈した神村会長は、寄贈を「防災意識啓発の新たなアプローチとして意義あるもの」としたうえ、「今後も寄贈を続けていく」と継続する考えを示した。


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