優勝を果たし神奈川県代表として南関東大会に臨む豊岡オールスターズのメンバー

 鶴見区内のタグラグビークラブ・豊岡土曜タグのトップチーム「豊岡オールスターズ」が、第20回全国小学生タグラグビー大会神奈川県予選大会で初優勝を果たした。

 頂点を競った鶴見タグラグビークラブのトップチーム「鶴見鳳凰」が準優勝となり、2チームは来年1月に開催予定となっている南関東ブロック大会に出場する。

豊岡土曜タグ 区内8小学校から参加

 豊岡土曜タグは豊岡小学校を拠点に活動するクラブで、豊岡小、東台小、鶴見小、旭小、生麦小、新鶴見小、平安小、潮田小の区内8小学校から約50人が通っている。

 2006年の創設以降、19年、20年と2年連続で全国大会に出場。20年は天候不良で大会が中断となったものの、全国ベスト4に残り同時優勝を果たすなど、強豪揃いの神奈川県内でも屈指の実力を誇っている。

全勝叶わず、南関東で活躍誓う

 「全国優勝」を目標に掲げてスタートした今年度の豊岡オールスターズ。

 メンバーは、キャプテン・横山太雅さん(生麦小6年)、副キャプテン・新田暁人さん(豊岡小6年)、ゲームキャプテン・阿部聡希さん(東台小6年)、津本和花さん(豊岡小6年)、山本雄大さん(豊岡小6年)、山瀬陽輝さん(旭小6年)、大塚励さん(鶴見小5年)、中田斗真さん(東台小5年)の8人。

 県内24チームがしのぎを削った県大会では、優勝をかけた鶴見鳳凰との試合で同点引き分けとなったが、得失点差で上回り頂点に輝いた。

 メンバーは「緊張したが、勝つという強い気持ちがあった。優勝は嬉しい」としながら、「最後に勝ちきれなかった」と一様に悔しさをにじませた。

 キャプテンの横山さんは、新チームスタート直後は鶴見鳳凰が上だったと明かしつつ、「徐々に追いつき、直近の試合では勝っていたので引き分けでも悔しい。南関東では全勝で単独優勝し全国に行く」と決意を新たにしていた。

準優勝の鶴見鳳凰と鶴見タグラグビークラブのメンバー

鶴見タグ 得失点差で涙 リベンジ目指す

 準優勝となった鶴見鳳凰は、鶴見小学校を拠点に活動する鶴見タグラグビークラブのトップチーム。

 同クラブは2018年に創設され、鶴見小学校の児童60人が所属している。

 鶴見鳳凰のメンバーはいずれも6年生で、キャプテン・加藤じゅん平さん、副キャプテン・加藤恵麻さん、高嶺悟志さん、寺本美緒さん、清光凪美さん、樽邉里莉亜さん、山田晟太郎さんの7人。

 今大会では、昨年トーナメントで負けた悔しさを胸に挑み、県内随一の強豪・横浜日野を撃破。勢いそのままにトーナメントを駆け上がったが、豊岡オールスターズとの直接対決で引き分け、得失点差で涙を飲んだ。

 キャプテンの加藤じゅん平さんは「負けていないのに準優勝で悔しさが残る」とチームの気持ちを代弁。「南関東では全勝して全国を目指す」と意気込みを語った。


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