写真師会による「写真供養」

 「捨てられない写真ありませんか?」

 鶴見区馬場の写真館・セントラルスタジオが、6月26日㈭に川崎市高津区にある養周院で行われる「写真供養」に持ち込む写真を募集している。

 写真供養は、神奈川県写真師会の社会貢献活動の一環として企画されているもの。

 普段の写真から思い出の写真、故人の写ったものなど、捨てることができないプリント写真を寺院で焚き上げ、供養して処分する。

 養周院での開催は川崎市写真師会が主催する。

過去に集まった思い出の写真の数々(提供)

思い出の一枚、処分のきっかけに

 趣旨に賛同し、毎年参加しているセントラルスタジオの代表・藤井大輔さんは、地域の写真館は誕生から遺影まで、さまざまな場面で利用してもらうとしたうえで、「地域密着の写真館としての役割、責任でもある」と話す。

 藤井さんによると、利用者からは「困っていた」という声も届いているとし、写真供養が処分のきっかけになっているという。

供養の様子(写真は過去=提供)

6月24日まで受付、50枚まで無料

 受け付ける写真は、A4サイズ以下の紙プリント50枚未満まで無料。50枚以上またはアルバム等は有料となり、追加50枚につき1,000円、アルバムごとの場合は焼却ができないため1冊につき3,000円がかかる。

 写真は印刷されたプリント写真のみで、データやフィルム、付属する額縁やパネルなどは対象外。

 受付場所はセントラルスタジオ(横浜市鶴見区馬場5−22−14)。不在の場合があるため、事前予約のうえ持参。郵送でも可。受け付けは6月24日㈫まで。

 供養は6月26日㈭14時から、川崎市高津区久地にある養周院で執り行われる。問い合わせ・申し込みは、セントラルスタジオ045−582−0512。


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