主演はモデルの比嘉秀海さん ガレッジセール川田さん、いーどぅしらも出演

 鶴見に根付く沖縄文化にスポットをあてる映画『なんでかね〜鶴見』の撮影が10月22日に始まり、同日、出演者らによる制作発表会見が、仲通三丁目自治会館で開かれた。

 映画は沖縄国際映画祭のプログラムの一つ、地域発信型映画として制作されるもの。

 2019年、オール鶴見ロケで撮影された『だからよ〜鶴見』に続く第2弾となり、来春、同映画祭に出品される予定。

 主演はオーディションで選ばれたモデルの比嘉秀海さん。前回主演を務めたお笑いコンビ・ガレッジセールの川田広樹さんも出演し、女性デュオ・いーどぅしの2人、MAXのREINAさんらが引き続き脇を固める。

制作発表会見を行ったスタッフや出演者(前列左から、渡辺熱監督、主演の比嘉秀海さん、川田広樹さん、かーなーさん(いーどぅし)、REINAさん(MAX)、後列左から、あだにや結さん、野村拓哉さん(プロデューサー)、三崎千香さん、なみなみさん(いーどぅし)、宮川たま子さん、岩上円香さん)

「エイサー」テーマに、故郷や人情を伝える

 今回、物語の軸になるのは「エイサー」。前回の『だからよー』の沖縄角力に続き、沖縄の伝統文化をテーマにすえる。 

 なんでかね〜鶴見製作委員会によると、コンセプトは、「故郷(沖縄)」「人情(チムグクル)」そして「未来へ」。

 「沖縄以上に沖縄が感じられる鶴見」を舞台に、鶴見のまちや人、文化を描く、笑いあり涙ありの人情喜劇となっている。

鶴見の文化の一つである“沖縄”

 鶴見では8月、仲通り商店街周辺を会場に、エイサーとともに道を練り歩く先祖供養の伝統行事「道じゅねー」が行われている。

 大正時代、鶴見区を含む京浜工業地帯の埋め立て事業に出稼ぎ労働者として流入したとされる沖縄出身者。

 戦後、まだ米軍統治下のころもパスポートをもち鶴見に根をおろしたコミュニティに沖縄人が集まった背景もある。

 復帰50年の今年は、そうした歴史をもとに、NHK連続テレビ小説「ちむどんどん」の舞台地にもなった。今では、生まれも育ちも鶴見という2世、3世も数多く、鶴見のまちを形作る一つの文化として受け継いでいる。

今年8月、コロナ禍で3年ぶりの開催となった「仲通り道じゅねー」。鶴見エイサー潮風が主催し20回目の節目となった

クラウドファンディングで制作費募る 鶴見を全国に発信するお手伝いを

 今作では、エイサーの本場・沖縄市とも協力。沖縄市の園田青年会も出演し、地元鶴見区のエイサー団体で道じゅねーを主催する「鶴見エイサー潮風」とのコラボレーションで、両地域の魅力を発信していくという。

 10月22日から撮影が始まっており、今後、11月いっぱい鶴見区内各所でロケを行い、年内に完成予定。2023年4月の沖縄国際映画祭に出品後、5月に鶴見で凱旋上映を企画している。

 なんでかね〜鶴見製作委員会では、制作費の一部を募るクラウドファンディングをきょう24日からスタート。

 製作委員会は、「鶴見区に住む人には再発見として、今まで知らなかった人には鶴見に興味を持つきっかけにしたい」とし、ロケ地めぐりなど、実際に鶴見の地に足を運ぶ人が増えるようにがんばりたいと、協力を呼びかける。

 一口5000円からで、金額によりエンドロールに氏名を記載などがあり、作品に登場する沖縄や南米料理店の周遊プランも用意されている。

 目標は300万円。期間は45日間(12月7日23時59分受付まで)。詳細は、クラウドファンディングサイト「モーションギャラリー」の専用ページへ。

【地域発信型映画『なんでかね〜鶴見』】

■スタッフ=監督、脚本:渡辺熱/企画・製作:株式会社riverstone/制作:株式会社ドロワーズナイン /制作協力:有限会社デッドストックユニオン/後援:横浜市鶴見区、沖縄市/協力:横浜鶴見沖縄県人会・株式会社おきなわ物産センター・有限会社石川工業・沖縄企画ユンタクヤ ・川崎沖縄県人会・仲通商店街商和会・沖縄市観光物産振興協会・沖縄市青年団協議会 ・東京沖縄県人会

■キャスト※敬称略=比嘉秀海(主演)、川田広樹(ガレッジセール)、かーなー、なみなみ(いーどぅし)、REINA(MAX)、大工哲弘、アルベルト城間、きいやま商店、宮川たま子、ハンジロウ、三崎千香、小宮山裕子、シーサー玉城、岩上円香、あだにや結、中山琉貴、鶴見エイサー潮風、園田青年会、和光青年会、鶴見と沖縄市の皆さん他撮影期間

■製作および上映スケジュール

2022年10月~11月 
映画完成予定 2022年12月 
2022年12月 関係者試写会 
2023年4月 沖縄国際映画祭出品 
5月 鶴見にて上映 
6月 東京にて上映 
以後、各地にて順次上映

 


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