寄贈された防災図書の一例

子ども向け絵本に親向けの図書も 区民の防災意識向上など目的に

 鶴見火災予防協会(神村雅彦会長)が11月10日、防災などに関する図書16冊を鶴見図書館に寄贈した。

 寄贈は昨年に続き2回目。区民の防災意識の維持・向上を目的としている。

 図書は、絵本などの子ども向けから、保護者向けの啓発本など16冊。鶴見図書館の司書が要望し、協会が用意した。

 同館によると、「消防関係の本は子どもから人気。貸し出し頻度が高いとすぐに汚れたり、傷ついてしまうので、本当に有り難い」と話す。

防災図書を贈った鶴見火災予防協会の神村会長(写真中央)と受け取った松本館長(同右)。鶴見消防署の下枝昌司署長(同左)が立ち会った

寄贈図書の展示も実施中

 鶴見火災予防協会は、鶴見区内の事業所などが加盟し、防火・防災の啓発を行う団体。神村会長は「地域社会の安全に寄与することが会の目的。防災図書を置いて頂くことで安全・安心につながれば」とした。

 寄贈を受けた鶴見図書館の松本智館長は、今夏も全国で水害が相次いだことに触れ、「区民の防災への関心も高くなっている。貴重な本を有効に活用し、防災意識向上に役立てたい」と話した。

 同図書館では現在、秋の火災予防運動に合わせ、寄贈された防災図書を展示中。

 展示は12月16日まで行われる予定で、神村会長は「企画展示のおかげで効果的に防災意識向上を図ることができるので有り難い」と謝意を示した。

2階返却カウンターの横に展示されている防災図書。11月下旬ごろから3階に移動する予定という


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