準優勝のメダルと賞状を掲げる豊岡オールスターズの選手たち

決戦は2月25日・26日 熊谷ラグビー場

 豊岡小学校を拠点に活動するタグラグビーチーム「豊岡オールスターズ」が、1月15日に行われた南関東大会で準優勝に輝き、全国大会への切符を手にした。

 2月25日・26日、埼玉県の熊谷ラグビー場で開かれる「SMBCカップ第19回全国小学生タグラグビー大会」に出場する。

8人の精鋭チーム

 豊岡オールスターズは、タグラグビークラブ・豊岡土曜タグのトップチーム。
 鶴見区内8つの小学校を中心に47人が所属する同クラブ内で、選抜された8人から成るチームだ。
 今年は、キャプテン・大塚莉衣紗さん(鶴見小6年)、副キャプテン・和田羽雛さん(鶴見小6年)、横山太雅さん(生麦小5年)、津本和花さん(豊岡小5年)、阿部聡希さん(東台小5年)、山本雄大さん(豊岡小5年)山瀬陽輝さん(旭小5年)、大塚励さん(鶴見小4年)の8人がその看板を背負う。

対戦チームの思いも背に

 全国小学生タグラグビー大会は、県予選、全国12のブロック大会を勝ち抜くことで出場できる大会。
 豊岡オールスターズは、26チームで争った県予選を2位通過で南関東ブロック大会に進出。神奈川と山梨、長野の3県の代表6チームで競い合い、2席ある全国出場権を勝ち取った。
 大島海斗監督は「ここまで来られたのは、鶴見タグラグビークラブのほか、交流してくれるチームのおかげでもある。その思いをもって全国でがんばりたい」と話す。

敗戦も声かけあい切り替え 

 南関東は、県予選で唯一負けを喫した最大のライバル・横浜日野タグラグビークラブへの雪辱を期し臨んだ。

 「普段なかなか戦わない神奈川とは違うチームで怖さはあった」としながら、「県予選のときよりも楽にいけた」とメンバー。

 2試合を勝ち、3試合目で挑んだ横浜日野とのリベンジマッチは、先制したものの追いつかれ敗戦。リベンジが叶わず「本当に悔しかった」とメンバーは肩を落としたが、「切り替えよう」とみんなで声をかけあい、全国出場のかかった最終戦に勝利した。

「一つでも多く勝つ」

 チーム結成時の目標である全国出場を達成し、次の目標として「一つでも多く勝てる試合に勝つ」を掲げた豊岡オールスターズ。

 メンバーたちは「クラブの仲間や保護者の皆さんが来てくれて応援が力になった。2位は悔しいが、全国は嬉しい」と白い歯を見せつつ、「ベストプレーでできるだけ勝ちたい」と意気込んだ。


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