今年度表彰された自治会長ら(前列中央=山中竹春横浜市長、同右から3人目=渋谷治雄鶴見区長、同左から3人目=石川建治鶴見区自治連合会会長※当日は表彰者2人が欠席)

5年ごと在職者を表彰

 鶴見区自治会町内会会長感謝会が、3月3日、鶴見区民文化センターサルビアホールで開かれ、長年にわたり自治会・町内会長を務める区内各地区11人の会長に横浜市と鶴見区から表彰状が贈られた。

 自治会・町内会は、住民が自主的に防犯や防災など、住みやすい地域を作るための任意団体。

 鶴見区には現在、126(鶴見区自治連合会加盟は124)の単位自治会・町内会があり、複数の単位会を地区ごとにまとめる地区連合会が17存在する。

 感謝会は、地域自治を円滑に進めるための自治会・町内会において、長年活動に従事する会長の功績を称えるもの。

 単位会、連合会ともに5年刻みで表彰され、5年在職で鶴見区長から、10年以上で横浜市長から表彰される。

受賞者代表としてあいさつする駒岡中町会の小塚会長

4年ぶり開催 山中市長「地域の絆を守る存在」と労い

 新型コロナ拡大以降、表彰状などを個別に渡すのみだったため、感謝会として開催されたのは4年ぶり。

 当日は鶴見区民文化センターサルビアホールに、各地区の会長ら約60人が参加。横浜市の山中竹春市長も表彰に駆けつけ、「地域を愛し、最前線で活動していただいていることで地域の絆が守られている」と功労に謝意を示した。

 在職15年で表彰され、受賞者代表としてあいさつした駒岡中町会の小塚邦夫会長は「15年、長くもあり、あっという間でもあった。多くの協力を得て、子どもからお年寄りまで安心して暮らせるようにと活動してきた」と振り返りつつ、「今後も地域のためにまい進していきたい」とさらなる活躍を誓った。

講演では取材を通し見てきた鶴見区の魅力が語られた

 また、感謝会を盛り上げるアトラクションとして、鶴見区特化型ポータルサイトこれつる〜日日是つるみ〜編集部の浜田貴也編集長による講演と、NPO法人日本国際童謡館による童謡コンサートもあった。

 登壇したこれつる編集部の浜田編集長は「鶴見区の地域活動の魅力とは」と題し、記者として鶴見区に16年かかわってきた視点からまちの魅力を披露。「地域活動の礎を築いた、人そのものが魅力。これまでの活動に磨きをかけてほしい」と話した。

 童謡コンサートでは、同館の大庭照子館長と髙田真理理事長が出演。懐かしの童謡をホールいっぱいに響かせ、歌で感謝会に華を添えた。

 今年度の永年在職者表彰受賞者は以下の通り(順不同・敬称略、カッコ内は所属自治会町内会、所属地区連合会名)。

【在職15年】

▽松永忠男(日商岩井鶴見マンション自治会/潮見橋地区連合会)

▽八木下勝之(住宅地町内会/生麦第二地区連合会)

▽山崎省三(生麦住宅自治会/生麦第二地区連合会)

▽小塚邦夫(駒岡中町会/駒岡地区連合会)

【在職10年】

▽川端重義(西部本宮町会/生麦第一地区連合会)

【在職5年】

▽星野隆(ヨコハマオールパークス自治会/市場地区第二自治連合会)

▽鈴木恒夫(鶴見中央下第二町内会/鶴見中央地区自治連合会)

▽俵利文(鶴見下第三町会/鶴見中央地区自治連合会)

▽𠮷澤俊男(東寺尾第三自治会/生麦第二地区連合会)

▽兼子彰(馬場町自治会/寺尾第二地区連合会)

▽荏原道江(下末吉旭町内会/法人下末吉連合会)


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