個人戦では初メダル

 今夏、第50回全国中学生テニス選手権大会の男子団体戦とダブルスでともに準優勝を果たした橘学苑中学校=鶴見区獅子ヶ谷=の硬式テニス部が10月2日、鶴見区役所を訪れ、渋谷治雄鶴見区長を表敬した。

 橘学苑中学校硬式テニス部は、2021年夏に男子が団体戦初出場で全国制覇を成し遂げると、今春の全国選抜でも優勝、女子も17年、21年に全国3位になるなど強豪で知られる。

 夏の全国大会は8月18日から21日の日程で団体戦、個人戦が行われ、春夏連覇はならなかったものの男子団体で準優勝。個人戦では、ともに中学校3年生の米良悠誠部長・赤羽志道副部長ペアがダブルスで準優勝し、個人戦では同部初となるメダルを獲得した。

区職員の出迎えを受ける部員ら

悔しさ残るも後輩に夢託す

 訪問当日、来庁した部員らを区職員が歓迎。区庁舎5階の特別会議室で渋谷区長らが出迎えた。

 部員は全中出場メンバーの9人が出席。5月の横浜市大会からの勝ち上がりの経過や、全国大会の様子などを報告した。

 自身も趣味でテニスに親しむという渋谷区長は「全国で活躍は本当にすごいこと」と称賛。団体戦を区の組織になぞらえつつ、「出ていない選手のサポートも含め、コミュニケーションが取れていて、いいチームなんだろうと思う」と話した。

 大会の結果について感想を問われた部長の米良さんは「最後は優勝で終わりたかった。嬉しさもあったが悔しさもあった」と振り返り、「1・2年生に優勝してほしい」と後輩たちに夢を託した。

渋谷区長に全国準優勝を報告した

団体戦は来年度がラストチャンス

 今年度から生徒募集を停止するという橘学苑中学校。団体戦出場は7人以上が必要になるため、1・2年生合わせ10人の男子テニス部は、来年が団体戦出場の可能性を残す最後の年となる。

 ラストチャンスのスタートとなる新人戦では、10月1日にあった県大会で優勝。11月の関東大会に駒を進め、春の全国選抜出場を目指している。

 訪問時の部員たちのコメントは以下の通り。

■米良悠誠さん(中3)

「団体戦は悔しく、ダブルスは嬉しかった。最後の大会、負けても悔いのないよう必死にプレーした。高校でもいい結果が出せるようにがんばりたい」

■赤羽志道さん(中3)

「一昨年に全国に出場し、昨年はコロナで出られず、もう一度出たいと思っていたが負けて悔しかった。ダブルスは、これまで応援してくれて、一緒にがんばってきた仲間のおかげ。感謝したい」

■小林大空さん(中3)

「中1のとき全国に出場させてもらったが、個人としては決勝の試合で負けたことをバネにして戦ってきた。決勝で負けたのはやはり悔しかった。これからもそれをバネにがんばりたい」

■清水一颯さん(中3)

「全国優勝した一昨年の大会は出られなかった。それが悔しくてがんばって練習してきて、今回は出場できてよかった」

■矢口文翔さん(中3)

「中学からテニスを始め、中3でようやくメンバーになれた。チーム全員で戦うことや努力の大切さを学んだ。テニスに関係なく、これからに生かしていきたい」

■林優成さん(中2)

「昨年からダブルスで大会に出場していて、その経験が全国でいきた。チームとしては決勝戦で負けたが中2では負け無しで全国を終えられてよかった」

■岩崎礼さん(中2)

「昨年は試合に出られず、今年から出られたが決勝で負けてしまったのが悔しい。それをバネに新人戦関東大会をがんばりたい」

■角田和紀さん(中2)

「昨年は試合に出られなかったが、今年は1回試合に出られたので、その経験をいかして今後もがんばりたい」

■宮本隆史さん(中1)

「入学して初めて団体戦を知った。県や関東、全国と試合に出られて経験になった。先輩たちの強い姿をお手本にがんばっていきたい」

個人戦ダブルスで準優勝を果たした米良部長(右)と赤羽副部長。「3年間成長できた」と互いに感謝の気持ちを伝えた

全国中学生テニス選手権大会でメダルと賞状などを手にした10人の出場メンバー(写真は提供)


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