受賞とともに表彰式で寸劇を披露したお笑いジーバー劇団のメンバーら

 鶴見区内で防犯啓発のための寸劇や高齢者施設への慰問などを行う市民団体「お笑いジーバー劇団」が、12月14日、横浜市防犯協会連合会主催の防犯功労者表彰を受賞した。

 横浜市防犯協会連合会防犯功労者表彰は、犯罪防止や青少年の非行防止など、防犯意識の普及・向上に功績があった個人や団体を表彰するもの。

 今年度は防犯功労者として個人20人、24団体と、防犯特別功労者2人が表彰を受けた。

 鶴見区からは、優良防犯団体の部で表彰された同劇団のほか、個人の部で鶴見区防犯協会の飯田隆一さんが受賞した。

町内会などが中心のなか、ボランティア団体として表彰を受けた代表の梶さん(2列目左から4人目=写真提供)

詐欺防止の寸劇を披露

 お笑いジーバー劇団は、笑いを交えた寸劇を中心に、高齢者施設の慰問ボランティアを行っている市民団体。最近では、神奈川県警主催の防犯寸劇コンテンストで金賞を受賞するなど、鶴見警察署と連携して振り込め詐欺防止に貢献している。

 14日、横浜市役所で開かれた防犯功労者表彰式では、詐欺防止の寸劇を披露。

 寸劇では、県内の大学生などから成る防犯ボランティア団体「神奈川防犯シーガル隊」から大学生2人をゲストに迎え、「推し活」のために闇バイトで詐欺グループに加担するという筋書きで、会場の笑いを誘いながら注意を呼びかけた。

 主宰する梶寿代表は「芝居も行う劇団として活動しているので、芝居で注意喚起する社会貢献の試みが評価されたことは光栄」と喜んでいた。


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