今年は御朱印スタンプが復活

 不老長寿に商売繁盛、五穀豊穣など、福をもたらす神として室町時代から信仰されているとされる七福神。

 鶴見区でも、区内7寺社にまつられる七福神をお参りする新年行事「鶴見七福神めぐり」が、1月4日㈬から12日㈭まで行われる。

 今年は3年ぶりに各寺社に御朱印スタンプを設置。台紙に押印する形が復活する。

 主催は、鶴見区文化協会や鶴見歴史の会などから成る鶴見七福神愛護会。「検温して体調を確認したうえ、マスク着用や消毒など、感染対策をしながら楽しんでもらえれば」と話す。

この期間のみの特別開帳

 鶴見七福神は2009年、鶴見歴史の会により区内で七福神が揃うことが確認され、翌年プレ企画として実施。11年から正式にスタートした。

 七福神がまつられるのは、横浜熊野神社=市場東中町=(福禄寿)、鶴見神社=鶴見中央=(寿老人)、大本山總持寺=鶴見=大黒尊天、東福寺=鶴見=(毘沙門天)、正泉寺=生麦=(恵比寿神)、安養寺=岸谷=(福壽辨財天)、松蔭寺=東寺尾=(布袋尊)の7寺社。

 鶴見七福神めぐりは、各寺社の協力のもと、新年のこの時期のみの特別開帳となる。

 2020年、21年は感染対策のため押印済みのカードなどで対応したが、今年は期間中、各寺社にスタンプ台を設置する従来の形で開催される。

2023年版の七福神台紙(押印前)。各寺社で販売される(1枚100円)

初日4日には鶴見歴史の会のガイドツアーも

 参加予約等は必要なく、4日〜12日の期間中、9時30分〜16時30分の各寺社開帳時間は自由にお参りできる。台紙は各寺社にあり、1枚100円。参拝はどこからでも可能で、Google地図によると徒歩での全行程は約8.5kmとなっている。

 初日となる4日には、鶴見歴史の会によるガイド付きツアーもある。ツアー参加希望者は事前申し込み不要で、10時にスタート地点となる熊野神社=市場東中町9−21=に集合。参加費600円(御朱印台紙付き)。昼食持参。雨天中止。

 各自社とも法要や祭事の場合は静粛な拝観が求められる。問い合わせは、鶴見七福神愛護会・東海林さん045−581−0372、箸さん045−571−5035。

【鶴見七福神】

■福禄寿(人望・長命・福徳円満)/横浜熊野神社(横浜市鶴見区市場東中町9−21

■寿老人(長寿・名誉・財宝・家庭円満)/鶴見神社(横浜市鶴見区鶴見中央1−14−1

■大黒尊天(福徳・五穀豊穣・有徳知足)/大本山總持寺(横浜市鶴見区鶴見2−1−1

■毘沙門天(厄除・縁結・勝運・子宝子育成就)/東福寺(横浜市鶴見区鶴見1−3−5

■恵比寿神(商売繁盛・豊漁・海上安全)/正泉寺(横浜市鶴見区生麦4−31−4

■福壽辨財天(学問技芸・財福・病苦厄除・長命)/安養寺(横浜市鶴見区岸谷1−22−12

■布袋尊(寛容・開運・良縁・子宝)/松蔭寺(横浜市鶴見区東寺尾1−18−1

【鶴見七福神めぐり】

■開催日時 1月4日㈬〜1月12日㈭9:30〜16:30

■申し込み 不要  ■参加費 100円(台紙代※台紙は各寺社にあり)

▽鶴見歴史の会ガイド付き七福神めぐり⇒1月4日10時 横浜熊野神社集合(申込不要) 参加費600円(台紙付き) ※昼食持参 ※雨天中止

■問い合わせ=鶴見七福神愛護会・東海林さん045−581−0372または箸さん045−571−5035。


最新記事