昨年に続き動画審査で

 鶴見区内の小学校児童がソーラン節の演技を競う「鶴見そーらんフェスティバル」の動画審査が、12月3日に行われ、潮田小学校のチーム「5−1しか勝たん」が最優秀賞を獲得した。

 このイベントは、「参加を目指すことで子どもたちの夢の一つになるようなイベントを」と、有志の鶴見区民らが企画。実行委員会を組織して開催し、今年で13回目を迎えた。

 これまでは鶴見銀座商店街を会場に、実際に児童たちが演技を披露。その場で審査し結果を発表していた。

 新型コロナ拡大以降、感染対策として一昨年は中止。昨年から動画審査を実施し、今年も同様の形となった。

各校の演舞を真剣な眼差しで確認する審査員たち

4校8チーム300人超が演技 気持ちのこもったパフォーマンスで魅了

 エントリーしたのは市場小学校3チーム、潮田小学校3チーム、汐入小学校1チーム、鶴見小学校1チームの計4校8チーム。300人を超える児童が参加した。

 審査員は、花月総持寺駅前にスタジオを置き、テーマパークダンサーなどを養成するダンススタジオ・W.Dream(ダブルドリーム)の講師・WAKAKOさん、鶴見駅西口のストリートダンススタジオ・WAAAPSのオーナー・SHOWRINさんらが務めた。

 動画では、各チーム揃いのハッピをまとった児童たちが登場。気持ちのこもった力強いかけ声とともに、オリジナリティあふれる演技をみせ、審査員を魅了していた。

 審査の結果、近隣町会の半てんをまとって踊った潮田小学校のチーム「5−1しか勝たん」が最優秀を勝ち取った。

一生懸命な姿に感動 まちにエネルギー

 審査を終えた審査員からは「全体的に技術に遜色はない」「音に合っているか、全体で揃っているかなど一体感が見るポイント」「やはり工夫を重ね、『私たちのソーランはこう』というアピールが強いと心打たれる」などと講評があった。

 審査委員長を務めたWAKAKOさんは、「振り付けはソーランという基本があるなかで、アレンジする場面のとき、移動や向きを揃えられるともっと良くなる」とコメント。

 「どのチームも一生懸命やっている印象があった。がんばっている姿が見られてよかった。来年は生で見られるといい」と話し、児童のパフォーマンスを称えた。

 鶴見そーらんフェスティバル実行委員会の中西英一実行委員長は「子どもたちががんばる姿は、まちにエネルギーを与えると思っている。10年、20年と続けていきたい」と話した。

 結果は以下の通り。

【最優秀賞】潮田小学校「5−1しか勝たん」

【優秀賞】市場小学校「花」

【特別賞】汐入小学校「気もち1つにハッピーソーラン」

【敢闘賞(中屋運動具店賞)】潮田小学校「5−3Smile」

第13回優勝チーム・潮田小「5−1しか勝たん」の名が入ったトロフィー。後日、実行委員会が学校に持っていくという


最新記事