クラウドファンディングで復活した「こども神輿」 白幡神社祭礼で初お披露目へ
6月8日、9日に夏祭り
東寺尾1、2、3丁目の住民有志らが「子どもたちのために」とクラウドファンディングなどに取り組み、修繕を進めていた「こども神輿」がこのほど完成した。
6月8日㈯と9日㈰、白幡神社=横浜市鶴見区東寺尾2−10−9=の祭礼で復活した神輿が初お披露目される。
コロナ禍の休止で傷み
こども神輿は、かつて一つだった東寺尾第一、第二、第三の3自治会が共同で所有しているもの。
40年以上前からあり、3自治会を含めた周辺自治会の鎮守社となっている白幡神社の祭礼で担がれてきた。
修繕は、コロナ禍の祭礼中止により数年間使われなかったことで傷み、必要となったものだった。
一方で修繕見積もりが高額だったことから、住民らはクラウドファンディング挑戦を決意。東寺尾こども神輿保存会を立ち上げ、昨年5月から7月まで寄付を募っていた。
9日9時に神社出発
クラウドファンディングだけでは目標金額に到達しなかったものの、現金での募金、自治会などからの寄付もあり、子ども神輿を改修。あわせて山車や太鼓の修理も行い、今回の祭礼で披露されるという。
白幡神社の祭礼は、例年8月に実施されていたが、近年の厳しい暑さにより6月に移動。
復活した神輿の披露は、9日㈰9時から、東寺尾第一、第二、第三自治会から成る白幡氏子会の子どもたちが担ぐ。白幡神社を出発し、地域の会館などを巡る予定だ。
生麦マルシェと連携 グルメブースなど出店
また今回の祭礼では、これまで各町会で担っていた模擬店部分を外部出店で補う新たなスタイルに取り組む。
京急生麦駅前で定期的に開催している生麦de日曜マルシェと連携。キッチンカーにグルメブース、子ども向けゲームなどが出店する。
そのほか、南部明朗会、池谷戸氏子会、荒立氏子会でも子ども神輿や山車が町内を練り歩く。
白幡神社での祭礼は、8日が15時から21時、9日が15時から20時。カラオケイベントなども行われる。