一般財団法人おきつる協会(金城京一理事長)=鶴見区仲通=が6月7日、汐入小学校にパーランクーと呼ばれる太鼓を40個寄贈した。

 秋に行われるスポーツフェスティバルなどで活用されるという。

区内小中学校へ寄贈

 おきつる協会は、鶴見沖縄県人会などが中心となり、青少年の健全育成などを目的に活動している団体。

 寄贈は区内小中学校向けなどに行われており、これまで獅子ヶ谷小学校や新鶴見小学校、寛政中学校などに対し、パーランクーやテントなどを贈っている。

7日にあった寄贈式。金城理事長(左)から代表児童へ手渡された

1〜3年生がエイサー演舞で活用

 鶴見区内にある沖縄コミュニティの中心部にほど近い汐入小学校。

 毎年運動会にあたるスポーツフェスティバルで、1年生から3年生が沖縄伝統の踊り「エイサー」を演舞しているが、昨年はパーランクーが足りず、近隣の寛政中学校から借りたという。

 7日、同小学校体育館で寄贈式が行われ、1年生から3年生約90人が参加。金城理事長らがパーランクーを手渡し、金城理事長は「みなさんが踊るエイサーを機会があれば見たい」とあいさつした。

 受け取った児童は「スポーツフェスティバルだけでなく、地域の祭りなどでも活躍すると思う。みんなで大切にして、合わせて踊りたい」と喜んだ。

「早く踊りたい」と笑顔を見せた3年生たちと、おきつる協会のメンバーら


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