「多文化共生」をテーマに、さまざまな国のグルメやステージを楽しむ「つるみワールドフェスティバル」が、10月12日㈰、県立三ツ池公園で開かれます。

 主催は、県立三ツ池公園指定管理者、おもしろくないモノをおもしろくMintomo㈱、そして当編集部(鶴見区特化型ポータルサイトこれつる〜日日是つるみ〜編集部)。

晴天に恵まれた昨年。約1万人の来場者がさまざまな国の文化を楽しみました(掲載写真はすべて昨年の様子)

鶴見特有の多文化

 横浜市で2番目に外国人の多い鶴見区。高度経済成長期に労働のために移り住んだ人たちなど、古くから住む人も多く、土着の文化となっている面もあるのが鶴見の特徴です。つるみワールドフェスティバルは、そんな鶴見で多文化理解を目指すためのイベントです。

約15の国と地域から40以上の出店

 今年で3回目を迎えるイベントでは、鶴見区内の多国籍グルメや文化体験、ステージなどを実施。現在、日本も含めおよそ15の国と地域から、約40以上のブースやキッチンカーが出店を予定しています。

 ステージは日本の和太鼓をはじめ、スコットランドを代表する楽器・バグパイプや南米のフィットネス・ズンバなど、6組の出演が決定。現在調整中で追加出演の可能性も。

音楽、ステージも多国籍に

民族衣装体験など、区内〝多文化団体〟が協力

 また、昨年同様、多文化共生を推進する鶴見区、区内の外国人支援の窓口などとなっている鶴見国際交流ラウンジ、研究者や留学生などの住居として貸し出されている潮田・本町通りの横浜市国際学生会館、20年以上、鶴見に住む外国人のための日本語教室や就職支援などを行うNPO法人ABCジャパンと連携。

 昨年好評だった民族衣装の着装体験など、さまざまな文化体験、啓発企画などが行われる予定となっています。

昨年大好評だった民族衣装体験は今年も実施予定。伝統の衣装を着て三ツ池を散歩できます

【第1弾情報】MCはKTa☆brasil(ケイタブラジル)氏

 ステージMCを務めるのは、本場ブラジル・リオデジャネイロの世界的な名門サンバチームの一員として活躍する打楽器奏者で、鶴見区在住でもあるKTa☆brasil(ケイタブラジル)さん。

 音楽家で司会などとしても活躍するケイタさんは、ニューズウィークの「世界が尊敬する日本人100」にも選出された人物。リオのサンバチームでは、外国人初の公式認定指導者証授与者として日本支部長に任命されるなど、約30年間、ブラジルと日本を行き来しながら活動を続け、〝ブラジルを知り尽くした男〟として知られています。

 当日はMCのほか、ヴォーカル&ギターデュオ「ata」とともに演奏も披露。本場仕込みのリズムを聴くチャンスです。

ステージMCを務めるKTa☆brasil(ケイタブラジル)さん

 入場は無料。小雨決行・荒天中止。詳細情報は当編集部およびイベント公式サイト(こちら)で随時発信していきます。目移り必至の多文化グルメに各種体験、秋の三ツ池公園でぜひお楽しみください。


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