生麦河口干潟で生き物調査をする児童たち(写真は昨年)

鶴見小学校を中心に企業や団体が協力

 鶴見川にたくさんの生き物がいることを魅力として伝えることで、まちからのごみ削減を目指す取組「Let’s ツルスイ大作戦!」が、3月20日(水・祝)、鶴見川の生麦河口干潟やナイス㈱本社、シァル鶴見屋上などで行われる。

 主催は鶴見小学校と鶴見STG’sラボ。

 「ツルスイ」は鶴見川水族館の略。2021年度から鶴見小学校の児童が総合的な学習の時間に活動しているもので、鶴見川で採取した生き物を展示して魅力を発信するとともに、拾ったごみも紹介するなど環境問題の解決に取り組んでいる。

 昨年度には、趣旨に賛同した鶴見区内の環境団体や企業、行政などが参加し、「鶴見STG’sラボ」を設立。毎年3月の春分の日に活動することとし、今年が2回目の実施となる。

採取した生き物を展示する「ツルスイ」(写真は昨年、ナイス㈱本社で撮影)

ごみ拾いと生態調査

 当日は、午前と午後の2部制。午前の部では、朝8時30分に鶴見小学校に集合したのち、ツルスイツアーと題し、鶴見川沿いのごみ拾いをしながら生麦河口干潟を目指す。

 干潟では実際に鶴見川に棲む生物を採取し生態調査を実施。ごみを使ったアートワークもある。

発表とツルスイコーナー 2会場で企画

 午後の部は13時30分から、ナイス㈱本社=鶴見区鶴見中央4−33−1=で「発表ステージ」、シァル鶴見=鶴見区鶴見中央1−1−2=の屋上で「ツルスイ」と、2会場での開催となる。

 ナイス㈱本社での発表ステージでは、今年度ツルスイに取り組んだ鶴見小学校5年1組と2組による活動報告のほか、東京大学教授による講評などがある。

 シァル鶴見屋上では、ツルスイ(鶴見川水族館)を企画。鶴小児童たちがツルスイゲームコーナーとして講座やゲームなどを行う予定だ。

◇ ◇ ◇

 当日は鶴見小学校5年1組と2組や在校生、卒業生など鶴小関係者のほか、鶴見川流域ネットワーキング、ナイス㈱、シァル鶴見、横浜市資源循環局といった地域関連の団体や企業などから参加者が集まる。

 取組には、興味があれば誰でも参加可能。参加費は無料で、途中参加・退場自由。主なスケジュールは以下の通り。

【Let’s ツルスイ大作戦!スケジュール】

8時30分 鶴見小学校集合⇒まちの清掃活動

10時30分 鶴見川干潟⇒生態調査

13時30分 ナイス㈱本社ビル=ツルスイ活動報告、シァル鶴見屋上=ツルスイイベント

※天候等により急きょ変更の可能性あり


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