来場を呼びかける主催の二人(下里優太実行委員長=右=と野村拓哉事務局長)

 今週末11月4日㈯と5日㈰、鶴見の沖縄文化の粋を集めたイベント「鶴見ウチナー祭」が入船公園で開催される。時間は両日とも11時〜17時。

 鶴見ウチナー祭は、横浜市鶴見区に根付く「沖縄」の食や文化を楽しめる企画。

 主催は沖縄出身者の多い鶴見区で、ゆかりのある区民らを中心に組織される鶴見ウチナー祭実行委員会だ。

 コロナ禍でもオンライン開催など工夫を凝らして継続してきたウチナー祭。8回目を数える今回のイベントについて、実行委員長の下里優太さん、事務局長の野村拓哉さんに話を聞いた。

沖縄グルメや音楽が楽しめる鶴見ウチナー祭(写真は昨年の様子)

全73ブース 半数が沖縄グルメ エイサーサミットも

 今年も芝生の自由広場にメインステージを配置し、飲食を中心としてワークショップなどの体験、沖縄県内市町村によるPRブースが軒を連ねるレイアウト。

 野球場側は昨年同様、「鶴見ウチナー祭エイサーサミット」と題したステージを設置。鶴見区内外から8つのエイサー団体が集まり、演舞を披露する。

 全出店数は73ブース。キッチンカーを含め半数以上を沖縄グルメなどの飲食店が占める。

 来場者はもちろん、沖縄をPRするイベントとして、区外からの出店もあるイベントだが、「あくまで地域のお祭り。主役は鶴見の人たち」と二人が声を揃えるように、鶴見区からは物販も含め20店が出店予定だ。

沖縄伝統のエイサーを受け継ぐ沖縄市園田青年会

園田青年会は沖縄を代表するエイサー団体

 両ステージには2日間で初出演7組を含め総勢25組が出演。

 特に目玉とするのは、エイサーの本場とされる沖縄市の団体「沖縄市園田青年会」(おきなわしそんだせいねんかい)。

 東京ドームなどで行われる大規模沖縄イベントで、沖縄を代表してトリを務めるほどトップクラスの団体だとし、「普通じゃ見られない」と野村さん。

 エイサーをテーマに撮影され、今年完成した鶴見の沖縄を描いた地域映画『なんでかね〜鶴見』を通じ、つながりを深めたことで出演が実現したという。

地域映画『なんでかね〜鶴見』のワンシーン。クライマックスで鶴見エイサー潮風と鶴見のまちで対峙する形で園田青年会が登場する(写真提供=RiverStone)

伝統背負う“音”は圧巻 両日サミットに登場

 実は毎年候補に上がりながら叶わなかった園田青年会のウチナー祭ステージ。

 両日とも30〜40人での出演を予定しており、「隊列、迫力、伝統の地域を背負っているという思いも含め、鍛えられた音は感動する」と野村さんはその熱さを伝える。

 さらに映画関連では、主題歌を歌った奏絵さん(いーどぅし)、出演した俳優の中山琉貴さんによる音楽プロジェクト・ちゅうざんBANDなどがステージに初登場するという。

映画主題歌を歌い、出演もしている女性デュオ・いーどぅしのかーなーこと奏絵さんは初日のステージに出演予定

ごみ削減へ 清掃員芸人・マシンガンズ滝沢さんとコラボ

 新たな取組としては、ごみ清掃員として働くお笑い芸人・マシンガンズ滝沢秀一さん主宰の滝沢ごみクラブと連携。

 イベントとしてリサイクルに力を入れるため分別を強化し、会場に設置するごみステーションなどで呼びかけていく。

 会場では生ごみ処理用のコンポストも展示。「ごみを減らすことで経費も削減でき、イベント継続にもつながる」と下里さん。

 有料案も毎年浮上するという中、SDGsにもつながる取組に期待がかかる。

 そのほか、イベント継続のためのチャリティボックスも設置。下里さんは「トイレや水飲み場の設置など、年々来場者の増加とともに運営経費もかさんできている。皆さんにずっと楽しんでもらえるように、少しでも助けてもらえれば」と協力を呼びかける。

年々参加者が増える人気企画「目指せ1000人三線」は今年も実施(写真は昨年)

「1000人三線」、体験ブースなど恒例企画も満載

 毎回恒例、持ち寄った三線を手に会場全体で「安里屋ゆんた」を演奏する企画「みんなで弾こう!!めざせ鶴見1000人三線」、シーサー色塗りやマリンアクセサリー手作り体験といったブースも出店。

 また、沖縄県内7市町村が観光PRを展開し、嘉手納町からは、野里と呼ばれる集落から嘉手納町野里共進会が、伝統芸能「野里棒」を披露する演舞もある。

 「沖縄のイベントらしく、いつもどおり、ゆっくり、のんびり楽しんでください」と下里さん。

 公式ホームページではステージのタイムテーブルや出店者等、詳細を随時更新中。入場無料。問い合わせは鶴見ウチナー祭オフィシャルサイト(こちら)へ。


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