辨財天がまつられる岸谷・安養寺。特別開帳期間中はのぼり旗が立てられた

鶴見区内7寺社が協力

 新春恒例の鶴見七福神めぐりが1月4日〜12日まで行われ、多くの区民らが福を求めて鶴見区内を巡った。

 鶴見七福神めぐりは2011年からスタート。鶴見区文化協会や歴史の会などから成る鶴見七福神愛護会が主催する。

 今年は3年ぶりに台紙に直接ご朱印スタンプを押すコロナ前の形で実施。

 七福神をまつる横浜熊野神社=市場東中町=(福禄寿)、鶴見神社=鶴見中央=(寿老人)、大本山總持寺=鶴見=大黒尊天、東福寺=鶴見=(毘沙門天)、正泉寺=生麦=(恵比寿神)、安養寺=岸谷=(福壽辨財天)、松蔭寺=東寺尾=(布袋尊)の7寺社にスタンプが設置された。

市場囃子保存会による獅子舞

歴史の会のガイドツアーも盛況

 初日の4日には、鶴見歴史の会によるガイドツアーも開催。約40人が参加し、スタート地点となった横浜熊野神社で市場囃子保存会の獅子舞に見送られたあと、東寺尾の松蔭寺までの道のりを歩いた。

 ツアーでは、アテンドした歴史の会会員が、各寺社はもちろん、道中にある名所や史跡についても解説。

 参加者たちは真剣に耳を傾け、「学びにもなり気持ちよく歩ける。いい新年の始まり」と喜んだ。

歴史の会によるガイドツアーの一コマ。江戸時代に旅人が距離を測るために設置された一里塚が残る市場一里塚

鶴見法人会が独自企画も

 9日には、(公社)鶴見法人会が恒例の七福神めぐり企画を実施。会員とその家族ら約30人が参加し、鶴見区を学びながら親睦を深めた。

 企画は、「鶴見に住んでいることを楽しみながら、より我が町に親しもう」と鶴見法人会が鶴見歴史の会に依頼して開催。

 開運と健康増進を目的に、鶴見法人会独自のガイド付きツアーとして例年行われている。

 参加した法人会のメンバーは「初詣として七福神を巡り、気持ち的にご利益がある。晴れやかに新年のスタートが切れた」と笑顔を見せた。

 鶴見法人会の七福神めぐりの様子は、You Tubeチャンネル「これつる放送部」でも公開している(こちら)。


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