電灯にカラーセロファンを貼り、雰囲気作りにもこだわった肝試し。参加者は小さなランタンを手に、少ない明るさで至る所にお化け役が隠れるコースを歩く。

周辺6自治会による「ふるさと寺尾実行委員会」が主催

 東寺尾にある白幡神社=横浜市鶴見区東寺尾2−10−9=で8月19日、境内を使った「白幡神社わくわくきもだめし」が行われ、およそ180人の地域住民らが夏の夜のイベントを楽しんだ。

 「白幡神社わくわくきもだめし」は、東寺尾第一、第二、第三、池谷戸、南部明朗、荒立の6自治会の住民有志が立ち上げた「ふるさと寺尾実行委員会」が主催。

 新型コロナ拡大により地域行事が休止となるなか、地域活性化のために密を避けた企画として、2020年から始まった。

 コロナでの制限がなくなった今年も、地域に定着したイベントとして実施。子ども108人、大人73人が参加した。

社殿一周の本格的なコース

 当日は事前に整理券を配布。集合時間を指定し、1グループごとに肝試しを行った。

 ルートは、正面入口の階段下にあるスタート地点から、社殿を一周し、裏側でお守りを取ってくるというもの。

 通常で歩けば3分とかからない距離だが、お化け役となった委員会メンバーらが暗がりに隠れているとあり、参加者はみなおそるおそる確認するように歩いていた。

 本格的な肝試しに、泣いたり、走って逃げ出したりする子どもの姿もあり、初めて参加したという親子連れは「予想以上に本格的で、大人でも怖いくらいだった」とコメント。「普段来ることのない夜の神社の雰囲気も楽しめて、思い出になるいい企画」と話した。

社殿裏手の暗がりで待つ幽霊から御札を受け取る参加者


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