「三ツ池フェス」の盛り上げ誓う 末吉・寺尾中学校ボランティア参加生徒らが“会談” 牛乳パック回収など実施
「三ツ池公園フェスティバルで、牛乳パックや文房具、プラレールを回収します。みんな来てね」
そう呼びかけるのは、末吉中学校と寺尾中学校の生徒たち。5月18日に三ツ池公園で開催される同イベントに、ボランティアとして参加する中学生だ。
4月26日、三ツ池フェスの開催を前に、「三ツ池会談」と称された両校生徒らの顔合わせが行われ、仲介した同フェス実行委員が当日の役割などを説明した。
環境啓発などのブースでボランティア
三ツ池公園フェスティバルは、鶴見区民祭りの一つ。
公園周辺の自治会・町内会が主体となる実行委員会形式で開かれ、飲食や体験ブース、ステージなどのほか、「文化・環境」をテーマにした各種啓発活動も実施される。
末吉中学校と寺尾中学校の生徒たちは、2013年から環境啓発ブースのボランティアとして参加。牛乳パックとトイレットペーパーの交換ブースや、会場内ゴミステーションでの分別作業などを手伝っている。
イベントに向けて交流
三ツ池会談は、同フェス実行委員の一人で、文具のマルハチ=鶴見中央=代表の八木幹雄さんによる発案。
イベントに向けて両校生徒の交流を深めようと、例年企画されているものだ。
会談には両校福祉委員の生徒たち10人が参加。イベント当日は、両校合わせて30人ほどが参加する予定だという。
初めて顔を合わせた生徒たちは、八木さん仲介のもと一人ずつ自己紹介。
三ツ池公園のイメージを聞かれると、「小さいころからの遊び場」「部活で訪れる」など、公園に近い両校ならではの声があがり、「小学校の遠足で来た」と全員が口をそろえた。
「楽しくしたい」「元気よく」
交流後は、地域のケーブルテレビ「YOUテレビ」の番組内で放映するコマーシャル映像も撮影。
末吉中福祉委員会で委員長を務める酒井洸宇さん(14)は、これまで先輩たちが三ツ池フェスティバルで活動している姿を見たり聞いたりしていたとしながら、「三ツ池フェスを自分たちの手で楽しくしたい。自分たちの活動で少しでも救われる人がいるなら嬉しい」と目を輝かせた。
今回が2回目の参加という寺尾中福祉委員会の委員長・左崎幸芽さん(14)は「去年初めて参加して、不慣れで積極的に声がかけられず悔しい思いがあった。今年はその経験を生かして、元気よくやりたい」と笑顔を見せた。
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三ツ池公園(文化・環境)フェスティバルは、県立三ツ池公園を会場に5月18日㈯9時30分〜16時まで開催。
回収する牛乳パックは、洗って乾かした状態のもので、5枚以上でトイレットペーパー1個と交換する(先着200人、5枚以上で一人1個まで)。
鶴見区内の支援を必要とする家庭へ送るための鉛筆、シャープペン、ノート(すべて未使用に限る)の回収、不要になったプラレールの回収なども行われる。