統一地方選の神奈川県議会議員選挙と横浜市会議員選挙が、あす3月31日告示、4月9日投開票の日程で行われる。

 鶴見区からは、神奈川県議会議員選挙(定数3)に5人、横浜市会議員選挙(定数7)に10人が立候補を表明。当編集部では顔ぶれとともに、実施した独自アンケートの結果を紹介する(3月30日起稿※いずれも掲載順は現職=前回得票数順、元職、新人=ともに五十音順)。

4年に一度、20回目の選挙

 統一地方選は、1947年から4年に一度実施されるもの。

 生活に直結する「地方自治」を推進するため、“地域の代表者”を選ぶ選挙となる。

 定数は、国の人口の基本的な統計調査である「国勢調査」をもとにした人口割合によって決められており、鶴見区の定数は神奈川県議会議員が3、横浜市会議員が7となっている。

投票率の低い鶴見区

 鶴見区は毎回投票率が低い傾向にある。

 前回2019年は、県会・市会ともに40%を割り込んだ前々回よりも微増したものの、横浜市内18区で比較し、県会が40.46%で無投票4区を除く14区中13番目。同市会は40.61%で、無投票1区を除く17区中14番目と低調だった。

 鶴見区内では現在、期日前投票所を2カ所設置。4月9日の投票日当日に予定がある区民に事前投票を呼びかけている。

 期日前投票には、世帯ごとに封筒で郵送される「投票のご案内」を持参。

 鶴見区内の期日前投票所は、鶴見区役所1階区民ホール=鶴見区鶴見中央3−20−1=と鶴見中央コミュニティハウス=鶴見区鶴見中央1−31−2シークレイン2階=の2カ所。4月1日以降、前日の8日まで投票できる(4月9日当日の投票は、「投票のご案内」に記載された投票所のみとなるため注意)

県会5人、市会10人 鶴見区の候補者、顔ぶれは?

写真上段5人が神奈川県議会議員選挙の候補者、中段、下段10人が横浜市会議員選挙の候補者

県議選候補者5人を紹介

 神奈川県議会議員選挙は、現職3人と元職2人が争う構図。

 出馬予定は、いずれも現職の川崎修平氏(44、自民党)、鈴木秀志氏(70、公明党)、爲谷義隆氏(49、立憲民主党)、いずれも元職の榎並正剛氏(54、日本維新の会)、木佐木忠晶氏(38、共産党)。

 川崎氏は2期目。元衆議院議員小此木八郎氏の秘書などを経て2015年から現職。

 鈴木氏は5期目。ロイター通信社、参議院議員松あきら氏秘書などを経て2003年から現職。

 爲谷氏は1期目。川崎市議1期ののち、参議院議員真山勇一氏秘書を経て2019年から現職。

 榎並氏は県議1期を経験し、衆議院議員秘書を経て再挑戦。

 木佐木氏は法律事務所職員を経て県議1期を務め、再挑戦。

県議選を争う5人

市議選候補者10人を紹介

 横浜市会議員選挙には、現職の7人に加え、元職1人、新人2人の10人が7つの椅子を争う。

 顔ぶれは、いずれも現職の尾崎太氏(57、公明党)、井上桜氏(58、無所属)、古谷靖彦氏(51、共産党)、東美智代氏(57、自民党)、山田一誠氏(46、自民党)、渡邊忠則氏(57、自民党)、有村俊彦氏(52、立憲民主党)、元職の足立秀樹氏(52、国民民主党)、新人の青島正晴氏(67、無所属)、柏原傑氏(37、日本維新の会)。

 尾崎氏は3期目。建設業、自動車部品製造業などの会社員を経て2011年から現職。

 井上氏は7期目。学習塾講師や横浜市会議員事務所職員などを経て1995年から現職。

 古谷市は3期目。汐田総合病院事務次長などを経て2011年から現職。

 東氏は1期目。編集・記者、女性支援NPO団体代表などを経て2019年から現職。

 山田氏は1期目。現役弁護士。父の故・一海氏を継ぎ2019年から現職。

 渡邊氏は4期目。内装業代表取締役などを経て2007年から現職。

 有村氏は3期目。建設業会社員経験などを経て2011年から現職。

 足立氏は2011年から横浜市議1期後、福祉施設で介護職員として勤務。

 青島氏は区内6校などで小学校教諭を歴任。不登校の子ども支援のNPO法人理事。

 柏原氏は建設、不動産会社などに勤務。区内少年サッカークラブ代表。

市議選を争う10人

独自アンケートを実施

 当編集部では、立候補者に独自アンケートを実施。30日までに回答を得た内容を公開する。

 「当選後、最も力を入れたい政策分野」「本当は内緒にしておきたい、行きつけ又は鶴見区内スポット」「政治を志した原点」などを聞いた。

⇒神奈川県議会議員の立候補予定者は以下の通り。アンケート結果、各SNS等はリンクページ参照。

■川崎修平氏(こちら

■鈴木秀志氏(こちら

■爲谷義隆氏(こちら

■榎並正剛氏(こちら

■木佐木忠晶氏(こちら

⇒横浜市会議員の立候補予定者は以下の通り。アンケート結果、各候補者プロフィール等はリンクページ参照。

■尾崎太氏(こちら

■井上桜氏(こちら

■古谷靖彦氏(こちら

■東美智代氏(こちら

■山田一誠氏(こちら

■渡邊忠則氏(こちら

■有村俊彦氏(こちら

■足立秀樹氏(こちら

■青島正晴氏(こちら

■柏原傑氏(こちら


最新記事