露天にハンドメイド、紙芝居も

 地域の有志らから成る団体・鶴見区盛り上げ隊(土屋信太郎隊長)主催の「うしおだ市」が、11月12日と13日の2日間、潮田神社(横浜市鶴見区潮田町3−131−3)を会場に開かれる。両日とも10時〜19時まで。

 潮田地域の総鎮守「潮田神社」で行われる初企画のイベント。

 両日、境内には近隣商店街加盟店や露天商屋台など20のテントが軒を連ね、鶴見区盛り上げ隊のハンドメイド部によるハンドメイドマルシェも出店する(ハンドメイドマルシェのみ各日〜16時まで)。

 土曜日には鶴見区を紹介する水飴販売付きの紙芝居などもあり、昔懐かしい神社の祭りの雰囲気を漂わせるイベントとなっている。

一緒に踊れるステージ、潮田神社協力の獅子頭も

 そのほか、その場で一緒に踊ることもできる参加型ステージも用意。

 12日には江ケ崎のベリーダンスチームによるベリーダンスショー、13日には鶴見エイサー潮風によるエイサーと、コロンビア生まれのダンスエクササイズ・ZUMBA(ズンバ)のステージが予定されている。

 また、13日には、潮田神社の協力も得て、「獅子頭」の渡御(宮出し14時30分〜)も見ることができる。

 この獅子頭は、一昨年、同神社鎮座100年を記念して作られたもので、神奈川県下最大級の大きさを誇る貴重なものだ。

 入場は無料。各日のタイムスケジュールは以下表参照。問い合わせは、鶴見区盛り上げ隊FacebookページまたはInstagram

潮田神社の獅子頭。雄、雌の2体ある

コロナ禍、「地域に活気を」 地元民が思い込め

 初開催となるイベントは、鶴見区盛り上げ隊のメンバーの地域に対する思いから始まったものだった。

 潮田に住む2人のメンバーが、コロナ禍、鶴見区内でも最大規模と言われる潮田神社例大祭は中止や縮小が続き、「活気を取り戻したいという気持ちが強くなっていった」と説明。

 「やるなら地域のランドマークである潮田神社で」と検討していた矢先、神社側からも場所提供の打診があったという。

 「神社の縁日の雰囲気に、地域のマルシェをプラスして」。企画のアイデアはすぐに固まった。

 副隊長としてイベントをまとめる永井寛子さんは「潮田らしい、雑多な中にも熱い思いのこもったイベント。形にこだわらず、今後みんなの思いで変化していける。今回成功させて、次回以降も広がっていけば」と話している。


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