捨てられない紙焼き写真を募集 「写真供養」に参加 馬場の写真館・セントラルスタジオが呼びかけ
「捨てられない思い出の写真を供養します」――
神奈川県写真師会に加盟する横浜市鶴見区馬場の写真館・セントラルスタジオが、6月28日㈬に川崎市高津区の養周院で行われる「写真供養」に持ち込む写真を募集している。
写真供養は、なかなか捨てられずにいる紙焼きの写真を寺院で焚き上げ、供養しながら処分するもの。
30年前から石川県で行われている行事で、川崎市写真師会がそれにならい、4年前からスタート。
昨年、趣旨に賛同した神奈川県写真師会が県内加盟店に参加を呼びかけ、セントラルスタジオも加わった形だ。
大切な写真、代わりに供養 昨年は1,500枚集まる
創業から50年近くになるセントラルスタジオ。
「産まれたときから遺影まで撮影させて頂いている地元の写真館。もしかしたら古いお写真を捨てられずに困っている人もいるかもしれないと思った」と代表の藤井大輔さんは参加した経緯を話す。
実際、昨年はセントラルスタジオだけで約1,500枚が集まり、「処分に困っていた」という声も聞いたという藤井さん。
「特に人やペット、大切な思い出がある紙焼きの写真は捨てにくいもの。地域への恩返しとして、まちの写真館として、代わりに供養させてもらう」とし、参加を呼びかけている。
A4サイズ以下50枚まで無料
受付は6月24日㈯まで。サイズはA4以下で、50枚までは無料。50枚以上またはアルバム等は有料となり、50枚以降、追加50枚につき1,000円、アルバム1冊につき1,000円がかかる。
写真は印刷された紙焼きのみで、データやフィルム、付属する額縁やパネルなどは対象外となる。
受付場所はセントラルスタジオ(横浜市鶴見区馬場5−22−14)で、不在の場合があるため、事前予約のうえ持参。郵送でも可。
供養は6月28日㈬14時から、川崎市高津区久地にある養周院で執り行われる。供養の見学も可能。
問い合わせ・申し込みは、セントラルスタジオ045−582−0512。