正面入口前の歩道。車道側は引き続き整備が続いている

ようやく正面から入園可能に

 昨年11月1日に開園した鶴見花月園公園(横浜市鶴見区鶴見1−1−1)で整備が続いていた公園前の歩道空間が、10月24日から通行可能となっている。

 これにより、開園から約1年、ようやく正面入口側からの入園が可能となった形だ。一方、車道は引き続き整備が続く。

 鶴見花月園公園は、花月園競輪場の跡地に横浜市とUR都市機構が整備した公園。園内には芝生広場や健康器具、遊具などが置かれ、鶴見区内では入船公園以来、約40年ぶりとなる大規模な公園となっている。

 日本最初の児童遊園地として、かつて東洋一とうたわれた花月園遊園地があった土地でもあり、往時の施設をオマージュした遊具なども並ぶ。

 また、URの防災公園街区整備事業として整備されており、かまどベンチやマンホールトイレなど、防災設備も備わっているのが特徴だ。

通行可能となったのは写真の公園左側に沿った歩道部分

通行は歩行者のみ

 今回、通行可能となったのは、京急「花月総持寺」駅側から正面入口前を通り、岸谷側の住宅街に抜けていく歩道。

 これまでは同駅側から歩いた場合、入園は公園東側に位置する多目的広場からのみだったが、今後は正面からの入園も可能となった。

 歩道は歩行者のみで自転車の通行はできない。正面側に自転車駐輪場はないため、自転車で訪れる際はこれまで通り多目的広場側の臨時駐輪場などを利用する必要がある。

正面入口に設置されている「鶴見花月園公園」のプレートを歩道から撮影。石は競輪場敷地内にあった景石で、「花月園」の字体は遊園地時代の機関誌『花月園』の題字がモチーフになっている


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